この度、第6回日本眼科アレルギー学会学術集会を2023年9月2日(土)、3日(日)の2日間御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンターにて主催させていただきます。開催にあたりまして、日本眼科アレルギー学会の会員の皆様はじめ関係各位に厚くお礼申し上げます。
花粉症を代表とするアレルギー疾患は「国民病」とも呼ばれ、非常に有病率が高い疾患です。またアレルギーマーチと呼ばれるように、アレルギー素因や環境などが複雑に絡み合って様々なアレルギー疾患が発症し、小児科・耳鼻科・皮膚科・内科などと連携して治療にあたる場合も少なくありません。また近年ではアレルギー疾患の新しい治療薬が数多く開発・上市され、その治療薬によって難治性眼アレルギーが改善したり、反対に眼合併症などの報告もあり、眼科医も他のアレルギー疾患や治療薬の理解が重要な時代になってきました。
そこで本学会のテーマは「眼アレルギーをめぐるクロストーク」とし、基礎研究と臨床とのクロストーク、眼科と他科とのクロストーク、アレルギー診療における医師・コメディカルスタッフと患者とのクロストークなど、眼アレルギーの基礎と臨床の問題を様々な側面から考えてみたいと思います。アレルギー疾患の病態を見抜くための基礎研究成果と明日からの診療に役立つ臨床的問題、医師や研究者のみならず、薬剤師・アレルギー疾患療養指導士にも役立つプログラムなど盛りだくさんの内容でプログラムを編成したいと思います。
新型コロナウイルス感染症は現在でも収束しておりませんが、東京での現地開催を目指し、一方でWEBでの視聴も視野に入れつつ準備を進めております。感染が収束し本会を通じて熱い議論を交わし、新たな繋がりを築くきっかけが出来ればと切に願っております。多くの皆様のご参加をお待ちしています。